日時 | 【北部会場】平成28年2月19日(金)13:30~16:30 福知山市男女共同参画センター会議室1(ハピネスふくちやま3F) 【南部会場】平成28年2月23日(火)13:30~16:30 京都府男女共同参画センター(京都テルサ東館2F) |
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プログラム |
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参加者 | 市町村男女共同参画担当者、市町村男女共同参画センター職員、 男女共同参画の実践に関わる方 |
参加総数 | 34名 |
報告
京都府立大学男女共同参画推進室では、2014年度より男女共同参画分野における市町村連携と京都府男女共同参画センターの新たな役割とそのあり方に関する調査研究を行ってきました。今回、その結果の報告と共に、他地域の事例を共有し、市町村での男女共同参画の今後のあり方を考えるためのセミナーを2月19日(北部会場)、2月23日(南部会場)の2回に渡り開催しました。
第1部「進めよう!男女共同参画」では、男女共同参画推進室からの主旨説明・調査結果報告の後、基調報告として三重県男女共同参画センター(フレンテみえ)の石垣弘美 所長より「市町村連携で、男女共同参画のムーブメントを起こす!」と題して三重県の取組みを報告頂きました。三重県男女共同参画センター事業の概要説明と共に、事業に関わる連携・協働先が一目でわかるよう作成頂いた「連携・協働マップ」を用いて、県・市町村をはじめとする多くの連携先との協働事業、連携・協働のメリットについて紹介頂きました。その後の対談では、県・市町村への挨拶回りを始めるきっかけから、関係構築のプロセス、男女共同参画連携映画祭の効果等について具体的に踏み込んだ内容をお伺いしました。
続く事例報告では、北部会場は福知山市、南部会場は精華町からそれぞれ担当者による事例発表を頂きました。福知山市は平成27年に設置された拠点施設設立の経緯や実施事業について、精華町からは相談事業中心とした取り組みや費用をかけず工夫を凝らした啓発活動の様子等を報告頂きました。
第2部「つぎの一歩を見つけよう!」では、ワールドカフェという手法を用いて、前半の報告から得た発見やアイデアをグループごとに共有した上で、「市町村で男女共同参画をもっと進めるために、これから必要なことは何だと思いますか?」をテーマに話し合いを行いました。終始和やかな雰囲気の中、対話で得た気付き等をマジックで模造紙に書き出しながら、活発な意見交換が行われ、最後に各グループの代表者が話し合いの結果を発表しました。
参加者からは「大学・府・市それぞれの取組みがお聞きできて大変参考になりました」「(フレンテみえが実施している)各市町村へのヒアリングなど、フットワークの軽さ、連携の仕方など役に立った。」「三重県の取組みは素晴らしいと思った。フットワークの軽さ、企画力のすばらしさ、多様な連携ができていることなど、大変参考になった。」「色々な情報、気付きを頂けて有意義な時間でした。」「ワールドカフェを今後の事業に取り入れたいです」「出向いて顔をつないでいくのは大切、参考になることは進んで取り入れる、横のつながりを広げる、改めて大事なことだと思いました。」といった感想が寄せられました。