日時 | 2015年1月26日(月)17:00 〜 18:00 |
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場所 | 図書館3階 視聴覚室 |
テーマ | 漆とラック ~海外の研究家同士をも繋ぐアジアの天然素材~ |
講師 | 北川 美穂 氏(工藝素材研究所主宰、工芸技法材料研究家、文化財保存修復家) |
参加者 | 学生、院生、教員、他 |
参加者数 | 23名 |
報告
漆美術工芸品の修復に関する経験や、漆とラックの科学的特性から採取、精製過程、国内外の漆器やラック製品の位置づけ等について幅広く講演頂きました。また、ご自身のキャリアを紹介いただきながら、研究における人との結びつきや、専門領域を超え、何事にもチャレンジすることの大切さについても述べられました。
北川氏は工藝素材研究所を主宰されており、運営等全て独力でされている中、研究に取り組むにあたって、独りですべてを行うのではなく、国内外の様々な分野の人々と協力関係を築くことが非常に重要にであると述べられました。参加者に対しては、「機会があれば恐れずに海外にも飛び出し、挑戦してほしい」とメッセージを頂きました。
今回、あまりなじみのないラックの様々な資料、原料や製品などの多数の現物を持参いただき、終了後にも展示品を囲んで多くの質問が寄せられました。
企画協力 生命環境科学研究科 准教授 リントゥルオト正美